また、原案に対しては
討論はなく、かくして採決の結果、それぞれの
修正案については
起立同数であり、よって本件について私
委員長は、
島原正嗣委員ほか2名の提案された3億4,665万円を減額する一部
修正案を可決と採決いたしました。
さらに、修正可決された
部分を除くその他の
部分については、採決の結果、
全会一致で原案可決されました。
なお、本
委員会において修正可決いたしました
部分につきましては、
参考資料として本日
皆様方のお手元に御配付いたしておりますので、御参照いただきますようお願いいたします。
次に、
国民健康保険事業特別会計において、
健康保険等に比べ
保険税負担が高いという問題があり、抜本的に改革し、
負担しやすい
保険税の改革を求め反対との
討論があり、かくして採決の結果、
賛成多数でもって原案どおり可決されました。
また、
下水道事業特別会計において、本市の
財政状況を考えずに
大型下水道事業を見直さないままの
事業のやり方に対して反対との
討論があり、かくして採決の結果、
賛成多数でもって原案どおり可決されました。
なお、その他の16件の各
会計予算につきましては、いずれも
討論なく、採決の結果、
全会一致で原案どおり可決されました。
以上、甚だ簡単ではございますが、本
特別委員会に付託を受けました
平成17年度大阪府
泉南市各
会計予算19件に対する
審査並びに結果についての私の
報告といたします。
どうもありがとうございました。
3
◯議長(
真砂 満君) ただいまの
委員長の
報告に対し
質疑を行います。
質疑はありませんか。────
森議員。
4 ◯6番(森 裕文君)
予算審査特別委員各位、
北出委員長、
大変御苦労さまでございました。
平成17年度
泉南市
予算案に対する議論において、一連の非常に多くの課題を包含した経緯の中、
予算審査特別委員会におかれましては、
談論風発、百花繚乱、真剣この上ない議論を展開されたことに敬意を払うものでございます。
そこで、3月
議会における
総務文教常任委員会に端を発した一連のこの議論は一体何だったのか、熱が冷めないうちに総括しておく必要があるのではないでしょうか。
議員各位にはそれぞれ
主義主張があるのは、当然至極であります。しかしながら、今回の議論においては、その過程が複雑過ぎて
市民の理解を超えたものに陥ってはいなかったでしょうか。
市議会は一体何をやっておられるのですかと、かような
市民の質問を複数受けたのは私だけでしょうか。
市民の関心を得たことも有意義な成果であったと認識いたします。職員給与削減問題から端を発した議論が何
ゆえ信達樽井線で否決を見たのか、
市民の素朴な問いかけであろうと思います。
これだけ
市民の関心を集めた
議会でありますから、そこにあったはず整然とした理路をわかりやすく
市民に示す責務が
議会並びに
理事者にはあるように思いますが、いかがでしょうか。見事な
運営をされた
委員長の御見解をお伺いしたいと思います。
5
◯議長(
真砂 満君)
北出委員長。
6
◯予算審査特別委員長(
北出寧啓君)
森議員にお答えいたします。
通常この
予算委員会の
報告に対する
質疑というのは、具体的な
予算内容についての
質疑ということでありまして、そういうことについてはちょっと私としては答えられないと。
あと、
情報公開等、情報の
提供等は各
議員あるいは各
執行機関がそれぞれの責務において
市民に対して
報告を上げるものであるということであります。その点、御理解いただきたいと思います。
7
◯議長(
真砂 満君) ほかにございませんか。────
小山議員。
8 ◯4番(
小山広明君) 今、
委員長の方から
報告いただいたんですが、簡単に
報告したいということでありましたが、
討論以外は全く簡単にも
報告されておらないんですが、速やかに後でということなんですが、この
委員長の
報告を受けて、私は
予算委員ですのである程度はわかっておるんですが、もう少しアウトラインというんか、
ポイントぐらいはやっぱり
質疑の内容、特に市長との
総括質疑なんかぐらいは、やっぱり少し
報告していただく方が私はいいんじゃないかと思うんですね。
この後、すぐ採決するわけですから、そういう点でもう少し
質疑の中身もこういう本
会議の場で
報告をいただくということが必要と思うんです。私もこういう形態になってからの確かな記憶はないんですが、前はもう少し
質疑の中身も
報告されたように思うんですが、これがパタンー化するというんか、これからこれが例に倣うとなれば、これから
討論だけが本
会議で
報告するということになってしまうおそれもあるんで、もう少し中身について、簡単でも結構ですから、その辺の
報告はしていただいた方がいいんじゃないかなと思いますので、
委員長の御答弁をいただきたいと思います。
9
◯議長(
真砂 満君)
小山議員に申し上げます。この
委員長の
報告のあり方につきましては、
議会運営にかかわりまして
代表者会議の中で
討論についての
報告をし、
議事録を後ほど配付するということでお互いに確認をした内容でございますので、その辺の御理解をお願い申し上げます。
ほかにございませんか。(
小山広明君「
議長、ちょっと待ってください」と呼ぶ)
小山議員。
10 ◯4番(
小山広明君)
代表者会議でそういうことが合意されたという今
議長からの答弁というんかお話しでしたが、私も2年3カ月ほど
議会におらなかったので、その間にそういうことになったのかわかりませんが、
代表者会議には1人の
会派は入っておらないという問題が1つあるんですね。
代表者会議ですから、
調整機関ということですから、
賛成多数とかそういうことでない。全員が一致してそういうことで了解したということであれば、それはいいんですが、私は現にこの議論にも参加したことありませんし、私もそういうことがあれば、当然もう少し中身の
ポイントぐらいはやっぱりやらないと、採決が終わってしまってからいわゆる
議事録が上がってくるわけですから、この辺はやはりまずいと思うんですね。
本
会議は公開されて
市民の方も傍聴しとるわけですから、もう少し
質疑の中身の
ポイントぐらいは
報告してもらわないと、私は
市民をきちっと想定した中での
議会運営とは言えないように思いますので、私も当然
代表者会議に参加するチャンスなりそういうもの、あるいはそういう意見も申し上げたつもりですんで、その辺をひとつ御配慮というんか、反映をいただきたいと思います。
11
◯議長(
真砂 満君) 改めてお答えをいたします。
当
議会は
会派運営という形で
代表者会議を
運営さしていただいております。ただ、だからといって1人のお方を完全に無視するという姿勢ではございませんでして、
代表者会議で議論された内容につきましては、
事務局等を通じまして御
報告をするように努めているところでございます。
小山議員の趣旨については理解をいたすところはございますけれども、そのことを踏まえて各
会派の方で了解をいただいたことであるというふうに理解をいたしておりますので、その辺もよろしくお願い申し上げます。
ほかにございませんか。(
小山広明君「ちょっと待ってください」と呼ぶ者あり)そのことですか。そのことのやりとりですか。今、
委員長報告でございますので、そういった
議会運営のことでございましたら、ほかの場でお願いいたします。(
小山広明君「
議長の見解にちょっと僕、意見だけ言っときます。いや、納得できない」と呼ぶ)
今は
質疑の時間でございますので、その辺は十分に理解の上で再度当てますけども、その辺は
小山議員、申し上げますけれども、場所、場所をわきまえてお願いいたします。
小山議員。
12 ◯4番(
小山広明君)
議長の
代表者会議に対する位置づけの見解が述べられたので、
会派運営を旨としておるという見解ですけども、これは私も
議員の1人ですね、ちゃんと選ばれた。それが
各派代表者会議で
会派運営だと言い切られると、ちょっと困ると思うんですよ。それは同意した方がそこに集まって協議されることは何も私はやぶさかでないけども、そこに参加できない私までがそこの決定に従わなければならないということはないんですよ、これ。
だから、そういう点では、私はこういう
各派代表者会議、前からも意見を申し上げておりますけども、
調整機関ですから、やはり全
議員の声が反映されるような
運営をしないと意味がないですよということは前から言ってきとるんで、これが
会派運営だというのは、何の
法的根拠も全くないわけですから、こういうことで大事な
質疑なり
議会の
運営について、1人
会派の意見が反映されないというのは甚だ問題で、これは法的にも触れる問題だと思うんですよ、こんなことで押し切られたらね。
そんなことで全く今の
会派運営になっておりますからという
発言部分については、私は全く了解できませんし、またそういうとこで決められたことについては、私は拘束されないということをはっきり申し上げときます。
13
◯議長(
真砂 満君) ただいまは
委員長の
報告の時間でございますので、御意見としてお伺いをいたしておきます。
ほかにございませんか。────以上で
委員長の
報告に対する
質疑を終結いたします。
〔
松本雪美君「
議長、動議」と呼ぶ〕
14
◯議長(
真砂 満君)
松本議員。
15 ◯9番(
松本雪美君) この際動議を提出したいと思います。
今、議題になっております
議案第1号については、修正するとともにこれを議題とされんことを望みます。
〔「
賛成」の声あり〕
16
◯議長(
真砂 満君) ただいま
松本雪美議員から、
議案第1号については一部修正するとともにこれを議題とされたいとの動議が出され、所定の
賛成者がありますので、動議は成立いたしました。
議員提出議案第6号「
議案第1号に対する
修正動議」を議題といたします。
議案書を配付してください。
〔
議案書配付〕
17
◯議長(
真砂 満君) 本件に対し、
提出者を代表して
松本雪美議員から
提案理由並びに趣旨の説明を求めます。
松本議員。
18 ◯9番(
松本雪美君)
議員提出議案第6号、
平成17年度大阪府
泉南市
一般会計予算に対する
修正案を提案したいと思います。
泉南市は、これまで
農業公園や
信達樽井線などむだな
大型公共事業を推し進め、市の
借金総額は500億円以上にもなり、6年続きの
赤字財政と
財政破綻への道をたどっています。市は、
財政健全化に取り組むと称して、福祉や教育、
暮らしを切り捨てる弱い者いじめの政治を進めてきました。17年度も
保育料の値上げ、住民健診の
有料化、
高齢者ひとり暮らしの
福祉電話の見直し、
水道料金の
福祉減免制度の廃止などわずか1,500万円余りを切り捨てて、今すぐ必要でない
信達樽井線、
イオン道路に9億9,303万5,000円を
予算化するなどひどい実態であります。
市は、
財政不足を補うために17年度も12億円の基金を取り崩して
一般会計に繰り入れをする基金のほとんどはもう残っていない事態であります。
信達樽井線、
イオン道路の
建設費は総額54億円余りですが、このまま進めていくと35億円近くもの莫大な借金を抱え、30年間も
借金払いに明け暮れて
借金地獄に泣くことになるでしょう。
予算委員会でも
市民生活を守るためにこれ以上の借金をふやす
大型公共事業、
イオン道路の建設を凍結する以外にないという立場から、5月20日に提案された17年度の新
予算では、
東洋クロスの
補償額6億6,438万5,000円を含む
信達樽井線建設費全額の9億9,303万5,000円の減額と新たに組まれた1億6,400万円の
債務負担行為の撤回を求めるものであります。
お手元に配付されておりますこの
議案の
修正案の中身には、9億9,303万5,000円の減額と、それから
債務負担による
泉南土地開発公社が17年度にこういう行為をするということで提案されている
限度額1億6,400万円の撤回を求めるものであります。
以上です。御賛同よろしくお願いいたします。
19
◯議長(
真砂 満君) ただいまの
提出者の説明に対し、
質疑を行います。
質疑はありませんか。────
質疑なしと認めます。
これよりただいま提出されております動議による
議員提出議案第6号及び
先ほど報告のありました
委員長報告における
委員会修正案について順次
討論を行います。
まず初めに、
議員提出議案第6号について
討論を行います。
討論はありませんか。────
大森議員。
20 ◯10番(
大森和夫君)
議員提出議案第6号に
賛成の立場で
討論いたします。
3月
議会で当初の
予算が否決され、今
臨時議会では5月20日の本
会議で
専決処分の
報告も否決されました。その理由は、
信達樽井線の整備について、第1に、相次ぐ
公共事業の失敗により
泉南市の
財政は
破産寸前にあります。
財政難を理由に
市民に
負担を押しつける一方、予定したほど
交通混雑もない
信達樽井線の建設を急いでやる必要があるのか。
2つ目には、さらに総額50億円を超える
事業が
泉南市の
財政をさらに悪化させること。
3つ目には、20億円を超える
東洋クロスへの
営業補償について、
議会や
市民に十分な説明がないことであります。
これらの指摘は、
予算委員会の議論を通じてますます明らかとなりました。
りんくうタウン周辺、
イオン周辺では
道路事情は予想以上に混雑せず、早急に解決すべきことは砂川の駅前や新家の駅前の
交通渋滞の解消であること。
東洋クロスへの賃料は、過去の経過もあり、安く貸し付けしているものであります。しかし、補償は
通常どおりに行われ、高額となっております。市は、安く貸し、高額で補償していることになります。
以上の点から、
松本議員から提案された
修正案は、
信達樽井線の
事業費や
営業補償など全額を削減する提案でなく、これらの流れに矛盾がなく、
市民から理解を得られるものであると確信しております。
一方、
予算委員会で可決された3億円など一部の
修正案では、
東洋クロスへの
営業補償などの
債務負担行為を認めることになります。
債務負担行為は、
先ほども述べましたように3月
議会で否決されました。市長は、これに対して
専決処分を行いましたが、この
専決処分に対してもつい8日前に開かれた
臨時議会でも
報告が否決されました。この一部
修正案では、この流れに矛盾するものではないでしょうか。
5月28日の読売新聞によりますと、この一部
修正案の
賛成者である公明党は、原案の否決を避けるために同調したとあります。この記事を見る限り、一部
修正案の趣旨に反するものではないでしょうか。
同じ記事の中でも、市はこの
減額修正による
整備計画への大きな影響はないとしています。これも記事を見る限りでは、市側には
議会や
市民の声に耳を傾けない姿勢は変わっておりません。
特に、市においては、
修正分の
予算は再び
信達樽井線のための
補正予算と提案しないことが
議会や
市民の願いであることを強く申し添えておきます。この
修正部分は、
財政難を理由にして切り捨てられた
市民生活にかかわる
予算に回すことが
予算審議の中で明らかになったことだということを申し添えて、
賛成討論といたします。
皆様方の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
21
◯議長(
真砂 満君)
小山議員。
22 ◯4番(
小山広明君)
議員提出議案第6号に
賛成の立場で
討論をさしていただきたいと思います。
この
事業は、一たん
議会の方で
債務負担行為というものを認めて、実質的には
事業が展開されておる問題であります。このような状況であるにもかかわらずといいますか、状況にある中で、3月
議会の当初
予算を否決するということになりました。しかし、その否決された
予算についても、専決処理ということで向井市長は
議会に提出をしまして、この
臨時議会の中では、この専決
予算も否決をされたわけであります。
この行為が持っておる意味というものは、大変大きな意味を持っておると私は思います。つまり
議会が一たん認めたことを
議会みずからがこのことを否定したわけでありますから、重大な政治的な問題になっておると思うわけであります。果たしてこの
債務負担行為をした当時の内容を今日検証してみますと、必ずしもイオンモールがあそこに進出してくるときの条件として
信達樽井線を望んだというこの説明に、今振り返りますと甚だ疑問を呈さざるを得ません。
この問題の中身というのは、やはり交通停滞ということが大義としてあったことは、言うまでもないと思います。しかし、一方イオンモールからすれば、イオンモールの商売をより好転、よくしていくためにこの信樽線が必要であったこともまた当然考えられます。
しかし、それは一方においてはこのイオンモールのりんくうタウンへの進出に関して、多くの商業者が反対をしたことも事実でありますし、やはり長い間、このまちで営業し、
市民生活の中に密着をして商売をやってこられた方が危機感を持つのは当然であります。そういう人にとっては、イオンモールが信樽線の開通によってより繁栄するというのに相反して、商店の皆さんが大変苦しい立場に追いやられることは当然であります。そして、心配されました
交通渋滞問題も、昨年開通をして、今それほどないというのは
市民の大方の了解であります。
そういう中で、果たしてあの
債務負担行為のときに言われたイオンがあそこに来るための条件としての信樽線というのは、意味が薄れたと思うわけであります。
そして、議論の中でも必ずしも絶対条件でない、つまりイオンモールはあの信樽線をつくらなくても別に影響がないということを行政みずからが認めたわけであります。であるならば、この信樽線をこのまま進めるのかどうかというのは、大きな未来に対する判断ではないでしょうか。
65億円と言われて提示されて議論が進んでまいりましたが、その後、56億円に価格が下がり、そして今ここに示された54億7,600万円というこういう価格が提示をされたわけであります。
議会への説明がこれだけ多くの価格の差が出てくることにも大きな問題がありますが、現在54億7,600万円という今年度4月時点の問題として
議会に今示されております。
そして、この財源は、当然
泉南市は大阪府から5,800万円の
財政支援を受けている自治体でありますから、当然そのお金がない。市長も道路をつくれと言ってもお金ありませんよと言って、
泉南市が当然出すべき一般財源としてのお金も大阪府が貸し付けてこの
事業に取りかかっていることは、皆さんも御存じだと思います。
そして、その財源といえば、イオンモールからの税収である4億数千万円、交付税の関係の中で実質的な増は1億数千万円のようでありますけれども、30年間イオンモールがあそこにあることを前提として立てられた財源計画であります。これは、
財政法からいっても確実な財源のもとに
事業をということにも触れる問題であります。
そういうことから考えますと、今多少の犠牲があってもこの
事業をやめることによって4億数千万円というお金が
市民に何が一番必要かというお金の使い方ができるそういう環境になるわけであります。もう既に
東洋クロスとの契約は23億円を超えておりますけれども、まだこの
事業にかかっておるわけではないので、実質的にかかった費用については、公人としての契約者である
泉南市、つまり
泉南市民が
負担をしなければならないという問題はありますけれども、しかしまだ実質的な補償の中身は実行されておらないわけでありますから、そういう点はきちっとお話をすれば、実際的な費用を払ってもこのまま54億円を超える
事業を進めるよりははるかに
負担が安くなるということは、だれでもが計算すればわかることであります。
ただ、問題は、大阪府や国を通してこのお金のないときに有利な補助金を受けて進めてきたこの府と国、
泉南市の関係性が一番お金よりも大きな課題としてはあるでしょう。
しかし、このようなことによって、もし大阪府が
泉南市が出すべき一般財源をすべて貸し込むというような国民全体からいえばとても理解のできないようなことまでしてやってきたこの府と
泉南市の関係性をもう一度洗い直し、検証することによって主体的な自治体
運営をする一歩になれば、これは将来にわたって大きな意味を持つのではないでしょうか。
むしろこれまで補助金がつく
事業しかしてこなかった面がありますが、本当に
市民にとって必要な
事業ができる環境にあるのか。大阪府や国がやらしたい
事業を補助金ということでさしてきた面がないのかということは、新聞やいろんな議論の中でもあります。本当に必要なものを市が主体となって、どのような
事業をするかは全く市の主体性の中で行うということにしていくためにも、このお金のないときに54億円の道路
事業を行ったというこの象徴的な
事業をとめることによって、むしろこれからの主体的な市政
運営の道が私は開けるんだろうと思います。
そういう意味では、いずれにしてもさきに説明された3億数千万円の削減、修正にしても、実際的には工事
予算をストップしたわけでありますから、額の問題はあっても、流れとしてはこの
信達樽井線を予定どおり進めない。
できるならば私たちが進めるように、今ここで勇気を持ってストップをして、国や府、自治体の関係を一回検証しようやないか。そして、本当に
市民に必要なものを自由な財源の中で実現していくことが、私は
泉南市だけの主体的な自治体
運営ではなしに、日本じゅうの弱い立場にある自治体の主体的な
運営がなされることに道を開く歴史的なこの
議会の議論だろうと私は思います。
新聞もそういうことをとらえまして、
泉南市の
議会の議論がマスコミのとらえ方でありましても、全国にこの
泉南市の議論が伝えられております。
このことは
泉南市だけの問題ではなしに、ほかの自治体も多く共有している問題でありますから、本当に今、私たちは大きな改革への第一歩を
議会全体としては踏み出したというような意味で、できれば後、中途半端といいますか、後に玉虫色的なものを残さない、すきっとこの
事業をとめる私たちの案に御賛同いただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。
23
◯議長(
真砂 満君) 以上で
議員提出議案第6号の
修正案に対する
討論を終結いたします。
次に、
委員会において修正可決されました
修正案について
討論を行います。
討論ありませんか。────
小山議員。
24 ◯4番(
小山広明君)
議案第1号に反対の立場で
討論さしていただきたいと思います。
先ほども述べましたが、
議会としては3月
議会の中でこの
予算を含む全
予算を否決をいたしております。そして、その後に出てまいりました
臨時議会における暫定専決
予算についても否決をしておるわけであります。このことによって、これまで
債務負担行為として認めてきたという
議会の行為については、私は総括されておると思います。
そういう立場に立てば、私はこの
東洋クロスさんに対する23億円を超える契約を認めるという意味を持った6億円を残すこの
修正案は、いろいろ後に問題を残すだろうと思います。どうこたえていくのか。そして、相手方にも決断がなかなかできない状況をつくり出してしまうと思います。
流れとしては、工事
予算を削除したという点では、
予算委員会の結論は
全会一致でございますから、そういう点ではこの補償金額だけを残した
修正案は混乱を起こすであろうと思いますし、私はすべきでないということで、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
以上です。
25
◯議長(
真砂 満君) 中尾
議員。
26 ◯1番(中尾広城君)
平成17年度大阪府
泉南市
一般会計予算に対する
修正案に
賛成の立場で
討論いたします。
本
修正案は、206億845万9,000円を202億6,180万9,000円に修正する内容になっております。特に、その対象は土木費を中心に3億4,665万円を
減額修正の
予算となっています。信樽線の工事については、皆様からはいろいろな評価がありますが、イオン進出を契機に国、大阪府の協力を得て、当初18年度完成を前提に各関係者の協力のもと具体化されて今日を迎えたわけでありますが、既にイオンも進出し、今りんくうは注目もされ、にぎわいだけではなく、各企業の進出も積極的にこのりんくうでの
事業展開を開始されています。
したがって、本年度の税収においても大きく伸び、本市の
財政にも寄与している傾向が明らかになっております。あわせて雇用の促進も見られ、本市はマスコミの報道においても注目される成長の地域として評価をされています。
公明党は、この
信達樽井線は早期の完成をなし、りんくうのさらなる活性化と内陸部とあわせての繁栄を願っている立場であります。
確かに、この
事業の促進による課題は、
予算委員会において多くの
委員さんからも指摘されたところであります。ただ、
財政再建の一番大事な今、市の今後の
財政運営においても厳しい中ではありますが、第三次行革を中心にその再建への方向性は示されていると認識をするものであります。
そういった意味では、私どもは本来修正をせずに
事業推進を希望するものでありますが、
議会の知恵を
予算に反映して執行するのも、また意味のあるところであると考えるものであります。
また、修正を除く
部分においても、今、本市が直面する学校や生徒・児童の安全の確保に関する内容が含まれています。また、
委員会では職員の厚遇や特殊勤務手当等の見直し検討も視野に入れた方向性も示され、職員、
理事者においても広く
市民の期待にこたえていこうという姿勢も明らかにされました。
財政健全化が喫緊の課題の本年、さらなる行革の推進を一丸となってやらなければいけないという認識と、行政と
議会がこのように知恵を出し合い、
泉南市が発展することを期して
賛成の
討論とさせていただきます。皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。
27
◯議長(
真砂 満君)
松本議員。
28 ◯9番(
松本雪美君) 可決された
修正案に対する
反対討論をしたいと思います。
日本共産党
議員団は、これまで一貫して
信達樽井線、
イオン道路の
予算を認めることはできないという立場で頑張ってきました。17年度の
市民の
暮らしを守っていくべき
予算を
審査する3月
議会では、市
財政はこれまでむだな
大型公共事業に
市民の税金をつぎ込み過ぎて
財政破綻を引き起こしている今日、これ以上の借金を
市民に押しつけることはできないと
信達樽井線、
イオン道路建設
予算に反対しました。採決の結果は、反対多数で否決となりました。
このとき、
信達樽井線、
イオン道路の
予算には
債務負担行為の枠組みの中で支払われる
東洋クロスへの
補償額6億4,638万5,000円を含む
建設費の全額9億9,303万5,000円が計上されており、
議案の提案者もこの
予算に反対と意思表明されてきました。
予算否決の2日後に、3月31日に市長は
議会に何の相談もなく勝手に1月20日
東洋クロスと契約を交わし、
債務負担行為で4年間の枠組みで
補償額を支払う約束をし、17年4月25日には16年度分の5億4,800万円余りの支払いを済ませ、17年度分の6億4,638万5,000円を独断で専決執行しました。
さらに、5月20日から
臨時議会が開かれましたが、市長が専決執行した
東洋クロスの
補償額である6億4,638万5,000円の承認を求める
報告議案が提案されましたが、これは反対多数で不承認となりました。
提案者も賛同者も、このときも
債務負担行為の枠内で支払われる
補償額であることは当然確認していたはずであります。市の
財政危機の問題や補償の不透明さ、
債務負担行為の問題など多くの意見が出され、真剣に議論が交わされ、採決の結果、
報告議案は反対多数で不承認となりました。
5月23日から17年度の
一般会計の新
予算の
審査が始まりました。新
予算は、市が前
議会で提案され否決された職員の給与削減は盛り込まれていないこと、6,000万円
予算化された道の駅的施設の
建設費予算が削除されただけで、そのほかは何1つ変わっていません。もちろん
信達樽井線、
イオン道路の建設のために
債務負担行為の枠内で支払われる
東洋クロスの
補償額6億4,638万5,000円を含む9億9,303万5,000円が
予算化されていますから、提案者は本来ならば過去2回の意思表明どおり
信達樽井線、
イオン道路の
建設費全額の9億9,303万5,000円の
減額修正を提案するのが当然だと思うのですが、新
予算ではなぜ
東洋クロスの
補償額の6億6,438万5,000円を認めて、設計費、
測量費、工事費などの3億2,865万だけの減額の修正を提案されたのでしょうか。これでは当初からの意思表明と矛盾するのではないでしょうか。
また、
修正案には全面的に
信達樽井線、
イオン道路建設の
賛成者も加わり可決されましたが、その意図は新年度
予算の原案を否決させない手だてがあったと新聞でも紹介されていましたが、ますます矛盾を拡大したねじれ状況をつくり出しました。このような対応は、
市民から支持が得られるでしょうか。
さらに、今後修正で引き下げられた
建設費、設計費、工事費が改めて
補正予算として提案されたとき、本
議案の提案者も賛同者も一体どうされるのでしょうか。これ以上
借金地獄に落ち込まないように、
財政困難の中で
市民生活がこれ以上切り捨てられることのないように、今後
イオン道路の新たな建設に反対されることを期待し、3億2,865万の
減額修正案が可決されたことに対して、反対をする
討論としたいと思います。
29
◯議長(
真砂 満君) 以上で
委員会において修正されました
修正案に対する
討論を終結いたします。
〔
北出寧啓君「議事進行」と呼ぶ〕
30
◯議長(
真砂 満君) 北出
議員。
31 ◯19番(
北出寧啓君) それぞれ
予算案に対して
賛成、反対の
討論は結構なわけでございますが、それはその
予算に対する判断であって、意見の異なるものに対する批判とかそういうことは控えるべきである。それがこの
討論の基準にはなっておりませんので、その点
議長の方に御配慮をお願いいたしたいと思います。
32
◯議長(
真砂 満君) 北出
議員の御意見でございますけれども、
賛成側、反対側、いろいろな立場で
討論を認めておりまして、今
討論をしていただいてるところでございます。
ただ、それぞれにお互いに気をつけていかなければいけないのは、現状認識ですね。例えば数字であるとか、今まで進んできたあり方であるとか、そのことも十分に踏まえてそれぞれの立場、それぞれの考え方で
討論していただきたい。
ただ、自分の主張を通すがための批判も場合によってはあり得ますし、よく
討論の中で使われますが、その度を過ぎないようにそれぞれに注意をしていただいて、十分な
討論をしていただきたいというふうに思います。
次に、原案に対して
討論を行います。
討論はありませんか。────
討論なしと認めます。
これより
議員提出議案第6号及び
委員会修正された
部分について順次採決いたします。
まず初めに、
松本雪美議員ほか5名から提出されました
議員提出議案第6号の
修正案について、起立により採決いたします。
お諮りいたします。本
修正案に
賛成の
議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
33
◯議長(
真砂 満君) 起立少数であります。よって
議員提出議案第6号の
修正案については、否決されました。
次に、
委員会修正部分についてを採決いたします。
お諮りいたします。本件につきましては、
委員長の
報告のとおり
委員会修正と同様に決することに
賛成の
議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
34
◯議長(
真砂 満君) 起立多数であります。よって
議案第1号は、
委員長の
報告のとおり一部修正可決することに決しました。
次に、ただいま一部修正可決されました
部分を除く原案について採決いたします。
お諮りいたします。ただいま一部修正可決されました
修正部分を除く他の
部分については、原案どおり可とすることに
賛成の
議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
35
◯議長(
真砂 満君) 起立多数であります。よって
議案第1号は、修正した
部分を除くその他の
部分につきましては、原案のとおり可とすることに決しました。
次に、ただいま議決いたしました
議案第1号、
一般会計予算を除く他の
議案第2号から
議案第19号までの以上各
会計予算18件について一括して
討論を行います。
討論はありませんか。────巴里
議員。
36 ◯18番(巴里英一君)
議長より指名を受けましたので、上程されております
議案第2号、17年度大阪府
泉南市樽井財産区
会計から
議案第13号、
平成17年度大阪府
泉南市芦谷池財産区
会計までの全12件を反対の立場で
討論いたします。
まず初めに、
臨時会における
予算審査結果がただいま
報告されました。
委員長初め
委員各位には、連日にわたって
大変御苦労さんでございました。特に、4日間の最終日には、翌日にわたり未明の1時を回るという
泉南市でも数少ない時間を慎重かつ熱心に論議されました。こういったことに対して皆さん方に御苦労さんでございましたということを申し上げます。また、
理事者各位におかれても
大変御苦労さん、お疲れさまでございました。
それでは、
委員長報告のうち、
議案第2号、
平成17年度
泉南市樽井財産区
会計予算及び
議案第13号、同17年度
泉南市芦谷池財産区までの以上12件について一括して
討論いたします。
私は、過去この財産区
会計に係る件について問題があるとして、98条
委員会設置以来、ずっとこの問題を提起し、あるいは修正について
質疑、質問をしてきたわけでございますけれども、その間、向井市長以前の市・町長たちは、この問題について一度としてこの問題を論議しよう、あるいは改善しようというそういった解決への行政行為を果たしたということはなかったものというふうに私は思われます。
その意味では、向井市長はその方法、整理について現在努力されており、一定程度評価をするところでありますけれども、
泉南市合併以前、各市町6カ町村時代から
泉南町、
泉南市に至る合併以前より、本財産区財産は過去より今までの間、すぐれて
市民の、あるいは市の公有的財産であります。市長名で処理するということは、そのことの意味を持っておるということがはっきりしております。
その公有財産の管理及び処理について、
市民に対する公平性を欠くのではないかと思っておりますし、そういった不公平性のあるような財産区の処分あるいは分配のあり方というものは、問題であるというふうに思っております。
こういった行政の行為は、社会的にも
市民的公平性を保つべき法に基づく執行及び役務としてのその財産を有効活用し、
市民に寄与すべき公有財産として、行政財産としてきちっとした管理
運営をなすべきものであろうというふうに思っております。
私は、以前より本問題を指摘し、また提案をしてまいりましたが、市長はその都度答弁されております。財産区及び財産区的扱いの方向については、一定進むであろうというふうに期待しております。ある程度の問題点は解決されておろうかと思いますが、根本的な問題がいまだ解決されておりませんし、そのめり張りができておりません。
特に、樽井財産区の中におけるホンテスの坪単価、あるいは樽井における
泉南自動車学校における坪単価、また
東洋クロスにおける非常に低い賃貸料、こういったものを見るときに、一般的に考える額から見ると、非常に低い、財産を侵害している
部分もあると言えないということではないでしょうか。
特に、今般の
東洋クロスの用地及び建造物等の
補償額を見る限り、その間にかなりのギャップがあるのではないか。賃貸料との関係から類推すると、乖離があるように思われます。
こういった思いを持つのは、私だけかもわかりませんけれども、そうであるなら問題でありましょうし、ないと考えるなら、かなりの責任を負ってもらわなければなりません。
ちなみに地方
財政法の第3条「
予算の編成」には、「地方公共団体は、法令の定めるところに従い、且つ、合理的な基準によりその経費を算定し、これを
予算に計上しなければならない。」とし、その2に、「地方公共団体は、あらゆる資料に基いて正確にその財源を捕そくし、且つ、経済の現実に即応してその収入を算定し、これを
予算に計上しなければならない。」としております。
この2の理解と意味に、あらゆる費用に基づき正確に財源の補足をし、現実に即応してその収入を算定とあります。
つまり財産区の管理について、
運営に当たりその賃貸料の適正化を図るのも、こういった意味の
財政問題の中における
財政に寄与するというふうに本3条の中に見受けられると、理解できるというふうに私は思っております。その意味でも合致するんではないかというふうに考えております。
また、それ以外の財産区的扱い、いつも申し上げておりますが、法外の法であるという──法外の法というのは法ではないということなんですが、この問題であります残る11件の財産区的という、財産区という名前でありますが、財産区的という答弁から見る限り、いつまでたってもこのような扱いというのは、どうも納得しかねる。法に基づいて
運営される行政でありますが、当然この問題をきちんとそれぞれの地域あるいは全体として論議し、
議会への
報告をされなきゃならないというふうに思っております。
その意味では、この
予算上程時の20日に市長に
議案の審議の中で
質疑を申し上げたところ、市長からは遠からず解決するとの答弁をいただきました。本
臨時会の
議案上程の中にも、あるいは質問にも答弁されております。本財産区
会計については、整理されるので私はこの問題が解決できない、あるいはこの場所において
質疑をしないということはあり得ないと思いますので、その点はよろしくお願いしたいと思いますけれども、このことの解決が新旧住民の格差は解消されていくんだということでありますが、そうならない限りは反対せざるを得ません。
以上で
討論といたしますので、御賛同の方、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
37
◯議長(
真砂 満君) ほかに。────
小山議員。
38 ◯4番(
小山広明君)
議案第14号、いわゆる国民健康保険の特別
会計予算に反対の立場で
討論をさしていただきたいと思います。
この問題は企業に勤める皆さんの健康保険と、それから市町村の職員、また市長なども含めた方の保険料とに大きな格差があるいわゆる高い保険料になっておると思います。出された資料についても、国民健康保険の場合には年間所得をもとにした数字ということで10.2%の保険料
負担となっております。それに対して、政府管掌健康保険の場合には6.7%、また組合健康保険の場合には4.6というように本当に半分近い
負担になっております。
こういう方々の保険料というのは、収入に比例をしての保険料でありますから、いわゆる合理的な意味を持っておりますけれども、国民健康保険の場合には収入がたとえゼロであったとしても、資産とかそれから家族数とかに応じて保険料が決められるということで、理論的には納められないという構造を持っておると思います。
そういう意味の中で、滞納ということが当然の問題として惹起してきておるわけであります。今、この滞納の問題にしても、17億500万円というこういう滞納が15年度決算の数字として示されておるわけであります。これはもはや制度そのものが崩壊をしておるという問題を持っておりますから、今回は値上げ案が
議会の中で否決をされましたから、それは一定
市民の声なり制度の問題にこたえた私は結論であったんではないかなと思います。
ちなみに、市町村職員の納めておる保険料は、
市民の皆さんが
負担をする
事業主
負担というものは1,000分の50でありますけれども、被保険者と言われる職員の方のものは半分、1,000分の26と。このことは大阪市の問題から今いろいろ議論をされておりますけども、こういう構造にあるわけであります。
また、こういう制度の矛盾から当然のこととして市は
一般会計から繰り入れをしてきております。これは2000年でこれが全廃といいますか、廃止をされておるわけでありますが、それまで1億3,000万円の
一般会計からの繰り入れをして、少しでも制度の矛盾に対してこたえようとしてきたわけでありますが、この
財政が厳しいというのは市だけではなしに、一般の
市民も当然厳しいわけでありますから、そういう点でむしろ
一般会計からの繰り入れをしなければならない状況にもかかわらず、逆に打ち切りをしたということが今日の国民健康保険の
会計を圧迫をしており、そのことが今回の値上げ案の背景になったわけであります。このことは
議会としても制度の改革を強く言っていかなければなりませんし、そのようなこととしての提起として、私はこの国民健康保険の
予算は否決という形で世に訴えをしていかなければならないのではないかということで、御賛同をよろしくお願いをしたいと思います。
続いて
議案第16号、
下水道事業特別会計の問題でございますが、これは言うまでもなく市の
財政を無視した、いわゆる一番高くつく下水道処理の方法を導入した。これも全国、北海道から沖縄まで同じ形式で今補助金という名のもとに同じような
事業が全国で展開をされております。
このことが私ははっきりいえば市の
財政破綻の大きな要因でないかと思います。このことは、現在
一般会計の借金が240億円前後という中で、最近始まりましたこの下水道
会計の借金が160億円を超えておるわけでありますから、しかも今回いろんな議論の中で道路づくりに傾斜をする
泉南市政が、そのことによってこの下水道
事業の進捗がよりスローダウンをしたと、そういう問題もあるわけであります。
そういう点では、この下水道処理そのものは反対するものではありませんし、一日も早く整備をしていかなければならないわけであります。そのためにもほかの方法を加味して進める必要があります。
そういう意味では、ほかにいっぱい安く、早くつけたいところからどこからでもつけれる方法もいっぱいあるわけでありますから、そういう点ではこの大型流域下水道処理方式というものは早急に見直していくべきだということで反対の理由にしたいと思います。
ちなみに説明されている分では、全くいつ現在の下水道整備が終わるかわからない状態の中で、あえて質問すれば、40年間かかるという、こういう答弁なんですね。これは全くの超概算といいますか、単純な計算による40年ですから、さらに実態的にはもっともっとおくれる。つまり下水道整備は進まないということを宣言したに等しい問題だと思いますので、ここはやはり現在の下水道処理のこの方法を見直していくということからもこの
会計に反対をしますので、よろしくお願いしたいと思います。
39
◯議長(
真砂 満君) 以上で本18件に対する
討論を終結いたします。
これよりただいま一括上程いたしております
一般会計予算を除く他の各
会計予算18件について、順次採決を行います。
まず初めに、
議案第2号
平成17年度大阪府
泉南市樽井地区財産区
会計予算から
議案第13号
平成17年度大阪府
泉南市芦谷池財産区
会計予算までの以上12件の各財産区
会計を一括して採決いたします。
本12件に対する
委員長の
報告は、いずれも原案可決であります。
お諮りいたします。本件につきましては、
委員長の
報告のとおりいずれも原案を可とすることに
賛成の
議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
40
◯議長(
真砂 満君) 起立多数であります。よって
議案第2号から
議案第13号までの各財産
会計予算12件については、いずれも原案のとおり可とすることに決しました。
次に、
議案第14号
平成17年度大阪府
泉南市
国民健康保険事業特別会計予算についてを採決いたします。
本件に対する
委員長の
報告は、原案可決であります。
お諮りいたします。本件につきましては、
委員長の
報告のとおり原案を可とすることに
賛成の
議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
41
◯議長(
真砂 満君) 起立多数であります。よって
議案第14号は、原案のとおり可とすることに決しました。
次に、
議案第16号
平成17年度大阪府
泉南市
下水道事業特別会計予算についてを採決いたします。
本案に対する
委員長の
報告は、原案可決であります。
お諮りいたします。本件につきましては、
委員長の
報告のとおり原案を可とすることに
賛成の
議員の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
42
◯議長(
真砂 満君) 起立多数であります。よって
議案第16号は、原案のとおり可とすることに決しました。
次に、ただいま採決いたしました14件を除く他の各
会計予算4件について、これより一括して採決いたします。
本4件に対する
委員長の
報告は、いずれも原案可決であります。
お諮りいたします。本4件につきましては、いずれも
委員長の
報告のとおり原案を可とすることに決しまして御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
43
◯議長(
真砂 満君) 御異議なしと認めます。よって本4件の各
会計予算につきましては、いずれも
委員長の
報告のとおり原案どおり可とすることに決しました。
以上をもって本日の日程は全部終了し、今
臨時議会に付議された事件はすべて議了いたしました。連日にわたり慎重なる御審議を賜りまして、まことにありがとうございました。
これをもちまして
平成17年第1回
泉南市議会臨時議会を閉会いたします。
大変御苦労さまでございました。ありがとうございました。
午前11時17分 閉会
(了)
署 名 議 員
大阪府
泉南市議会議長 真 砂 満
大阪府
泉南市議会議員 東 重 弘
大阪府
泉南市議会議員 谷 外 嗣
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